momoリード卸し記念!
製作過程公開〜リードの扱い方説明!



momoリードですが現在新大阪のアトリエアルファさんで販売中です。
そこでmomoリードのほんとの力を知ってもらうためにリードについて説明をしたいと思います。

私のリードは日本に多くあるドイツ系完成リードではないので、
もし「??」と思った場合は他社のリードにして下さい。初心者が使いやすいリードではない気がします。

身体で吹かないと近くではいい音に聞こえないかもしれません(涙)。
ですが、使いこなせれば伸びやかな音がするはずです!
なのでリードを選ぶ時は近くの音だけで判断せず、強弱、立ち上がりなど自分で使いやすいかを目安にして欲しいと思います。


リードのデータは
全長 72mm
先端幅 7.3mm
スクレープ 約11mm
ケーン ノーランテール[neuranter:Paris]
(直径11mm、厚み0.55~0.58)
シェーパー ヘルトナーゲル=39番
[7.00-6.95-6.30-4.60-3.30](水谷氏H.P.より)
チューブ リゴティ[Rigotti]47mm

という感じです。

ではリードの削りからです!

巻いてあるリードを削っていくのですが、リードのタイプを決めるのに巻く行程が重要なので、それは近々公開します。
まずは削り方というか私の作り方を紹介します。
先端がすでに削れているのは膨らみを防止するためです。
巻いた後先を削って洗濯ばさみ等で挟んでおきます。このまま乾かすと膨らみはかなり抑えられます。

先端をリードカッターでカットしたらすぐマシンで削ります。
昔は乾いたのを削っていましたが先端が欠けることが多かったので最近は湿らせた状態で削っています。
さらに私のマシンはティップの形を変えていますので、同じマシンでも全然違う削り面になっています。
ただティップ削りにはリスクが大きいのであまり真似をしない方が。。

これがマシンをかけた後です。
この写真ではわかりにくいですね。
この時点では全長も適当(巻が74mmなので73.5mmくらいだと思います)、マシンかけも適当なのでとても卸せません。

音は鳴りますがここで吹いても意味がないのですぐ次の行程にいきます。

次に先端をナイフで削ります。
ここではかなり薄く削ります。全長も適当なのになぜここで薄くするかというと、ここで削らないとすぐに分厚く膨らんでしまうのです。リードはある程度新しい間は、リード自体の糖分を流しやすく、またそこに水分を吸収しやすい状態です。なので先端を薄くすれば気泡数が少なくなり先端の変化が少なくて済むというわけなのです。
ただリードの方向性はまだ決められないので全長のカットはしません。

最後にもう一度水につけて(数秒)洗濯バサミで挟み吊るしておきます。
ここで日光に当てると膨らみを抑制することが出来ます。ただし当て過ぎると繊維が潰れるらしいので時間等は各自で判断して下さい。




この行程を二、三日繰り返すと変化の少ないリードになっています。
あとは行程中に音を出して全長を決め、途中で蒸気アイロンで膨らみの調整もし、ナイフで手直しをして完成!


リードの保管環境で膨らんだり潰れたりすることもあると思います。
私のリードは後ろから(パイプ側)から吸い込んで音が鳴る状態が本来の状態です。
膨れている場合は水に湿らせたあと、ケーンの根本(糸の少し上)を軽く手で押さえて下さい。
後ろから吸い込んで音が鳴るまで挟み続けてもらえばOKです。

あとはクローイングが鳴れば普通に吹いて軽く音が鳴るはずです。


楽器を出して暖めている間にリードもクローイングで音出しをして下さい。
楽器の音だしと同じようにリードも音出しが必要だと思います。
そうすればリードに無理な負担がかからないので、わずかですが長持ちするような気がします(あくまでも"気"です)。
クローイングをすることによりリード自体が響きやすくなるので音も良くなります。


というわけで、momoリードをお使いの皆様、momoリードは制作者に似てわがままですので、
無理をするとすぐソッポを向きます。ただし正しく使ってくれると頑張ります。

なので丁寧に使って下さいね!